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講演会/サイン会
森一郎さんトークショー ニーチェの主著『愉しい学問』で遊ぶ
「声に出して読める」哲学書の魅力
ニーチェといえば『ツァラトゥストラはこう言った』が有名ですが、それに劣らない重要性をもつ著作が、『愉しい学問』です。長らく『悦ばしき知識』と訳されてきた題名 “Die fröhliche Wissenschaft” は、英語では “The Gay Science”。日本語としては、『愉しい学問』がピッタリです。ニーチェが「神は死んだ」という言葉をはじめて公表したのも、「永遠回帰」思想をはじめて表明したのも、この本です。とはいえ、硬軟おりまぜての多彩な文体は一書全体が表現実験といえるほどで、愉快な仕掛けにみちています。文学的芳香という点では、とりわけ序曲「たわむれ、たくらみ、しかえし」と付録「鳥のように自由王子の歌」がおすすめです。ドイツ語の流麗なテクストを日本語に再現するのは困難をきわめましたが、もともとのねらいであった「声に出して読める哲学書」に訳せたのではないかと自負しています。今回は、本書を味わうためのツボを紹介するとともに、実際にいくつか選んで声に出して読みます。ニーチェの哲学的世界で愉しく遊びましょう。
※会場で森一郎さんの訳書『愉しい学問』(講談社学術文庫)を販売いたします。ご希望の方にはサインも入ります。
日時 | 2017年3月18日 (土) 11:00~13:00(開場10:30) |
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会場 | 本店 8F ギャラリー |
参加費 | 500円(税込) イベント当日 会場入口にて整理券をご呈示の上、参加費をお支払いください。 |
募集人員 | 80名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。 |
申込方法 | 1階カウンターにて、ご参加希望の方に参加券をお渡しします。 また、お電話によるお申込みも承ります。 お電話でお申し込みの方は、当日会場入口で参加費をお支払いいただく際に、参加券をお渡しいたします。 |
主催 | 主催:八重洲ブックセンター |