講演会/サイン会
★西村賢太さん×日下三蔵さん トークショー
「古書の深淵を語らう 2019」
昨年末に開催された、トークショー「古書の深淵を語らう」(作家・西村賢太×漫画家・喜国雅彦)は、古書蒐集家としても知られる両氏のあまりにマニアックな大正・昭和初期の古書トークで大変な盛況となりました。
そして、この令和元年末、もう一人の古書の“巨人”――ミステリ・SF研究家にしてフリー編集者の日下三蔵さんをお招きして、「古書の深淵を語らう 2019」を開催いたします。
もともと横溝正史ミステリを熱烈愛読していた西村賢太さんは探偵小説やミステリ古書にも大変造詣が深く、山田風太郎や日影丈吉、高木彬光、海野十三、大坪砂男などの編著がある日下三蔵さんとの“込み入った”トークは、非常に興味深い内容になるでしょう。
大正・昭和初期本への偏愛、コレクターや文筆家として見たモノとしての本の魅力について、存分に語っていただきます。当日は、互いのお気に入りの超レアな古書も見られるかもしれません。
西村さんの最新刊『瓦礫の死角』は、犯罪加害者家族の背負う罪なき罰を鮮烈に描き、怪作「崩折れるにはまだ早い」も併録された私小説の傑作。トーク後は、西村さんのサイン会ももちろん予定しています。ぜひご参加ください!
※トークイベント終了後、西村賢太さん、日下三蔵さんのサイン会がございます。
西村賢太(にしむら けんた)
1967(昭和42)年東京都江戸川区生まれ。中卒。藤澤清造『根津権現裏』『藤澤清造短篇集』『狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集』、田中英光『田中英光傑作選 オリンポスの果実/さようなら他』、を編集、校訂、解題。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『暗渠の宿』『二度はゆけぬ町の地図』『瘡瘢旅行』『小銭をかぞえる』『随筆集 一私小説書きの弁』『人もいない春』『苦役列車』『寒灯・腐泥の果実』『西村賢太対話集』『一私小説書きの日乗』(既刊六冊)『棺に跨がる』『形影相弔・歪んだ忌日』『けがれなき酒のへど 西村賢太自薦短篇集』『薄明鬼語 西村賢太対談集』『随筆集 一私小説書きの独語』『*(やまいだれ)の歌』『下手に居丈高』『無銭横町』『夢魔去りぬ』『藤澤清造追影』『風来鬼語 西村賢太対談集3』『蠕動で渉れ、汚泥の川を』『芝公園六角堂跡』『夜更けの川に落葉は流れて』『羅針盤は壊れても』などがある。
日下三蔵(くさか さんぞう)
1968年、神奈川県生まれ。専修大学文学部卒業後、出版芸術社勤務を経て、フリー編集者、アンソロジスト、書評家、ミステリ・SF研究家へ。山田風太郎をはじめ、ミステリ、SF作品の「復刻」を軸とした編集に定評がある。アニメ・特撮ソングの研究家という一面も持つ。2005年、『天城一の密室犯罪学教程』で第5回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞。著書『ミステリ交差点』『日本SF全集・総解説』のほか、編著『光とその影決闘 木々高太郎』、《山田風太郎奇想コレクション》、《江戸川乱歩全短編》、『皆川博子作品精華 伝奇時代小説編』、《怪奇探偵小説名作選》、《日影丈吉全集》、《年刊日本SF傑作選》(大森望との共編)、《仁木悦子少年小説コレクション》、《日本SF全集》、《中村雅楽探偵全集》、《都筑道夫少年小説コレクション》、『筒井康隆、自作を語る』など多数。
日時 | 2019年12月18日 (水) 19:00~20:30(開場時間18:30) |
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会場 | 本店 8F ギャラリー |
募集人員 | 100名(お申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。 |
申込方法 | 下の「予約受付カレンダー」で12/18(水)19:00の当イベントを選択していただき、お申し込みフォームにご記入のうえご送信ください。予約完了メールをご返信いたします。
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主催 | 主催:八重洲ブックセンター 協賛:講談社 |