イベント

講演会/サイン会

2014年5月12日 (月) 本店

小菅信子さん×春海二郎さん トークショー

『放射能とナショナリズム』(彩流社)刊行記念

33052406原発事故以来、センセーショナルな〈反原発熱〉に浮かされた

反原発美談が多く見られる。

原子力をめぐる「安全神話」から「危険神話」への

単純な「正義のシフト」と寄りかかりによる

〈不信の連鎖〉が私たちを覆いつくそうとしている。

このたび刊行された『放射能とナショナリズム』は、

反・脱原発か、原発推進派かなどの単純な二項対立をはるかに超えて、

日本をがんじがらめにしているものの正体に迫る本である。

「唯一の被爆国」であることをナショナル・アイデンティティとして育んできた

戦後日本のナショナリズムと原発事故後の日本のありようは、どのように関係しているのか。著者の小菅信子さんと、春海二郎さん(元神戸新聞、元駐日英国大使館勤務)の対談で今後を問う。

日時 2014年5月12日 (月) 18時30分~(開場:18時00分)
会場 本店 8F ギャラリー
参加費 無料
募集人員 50名(申し込み先着順)※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法

申込書に必要事項をご記入の上、1階カウンターまでお持ちください。申込書は同カウンターにご用意してございます。また、お電話によるお申込みも承ります。(電話番号:03-3281-8201)

主催

主催:八重洲ブックセンター 協賛:彩流社

 

kosuge-nobuko《講演者紹介》

小菅信子(こすげ のぶこ)

山梨学院大学法学部政治行政学科教授

1960年東京都生まれ。専門は近現代史、国際関係論、平和研究。上智大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科史学専攻博士課程終了。ケンブリッジ大学国際研究センター客員研究員を経て現職。主著『戦後和解』(中公新書、石橋湛山賞受賞)『14歳からの靖国問題』(ちくまプリマー新書)『ポピーと桜―日英和解を紡ぎなおす』(岩波書店)ほか。

harumi-jirou春海二郎(はるみ じろう)

1941年東京生まれ、64年、神戸新聞社入社、67年に渡米、日本語新聞「北米毎日」の編集を担当。1974年から2002年まで駐日英国大使館広報部に勤務。王室・政府要人の訪日に際してメディア広報を担当。2000年に大英勲章(MBE)を受章。退職後、2003年、フィンランドセンター主催の文化行事のメディア広報を担当、2004年から2009年まで日本記者クラブに勤務。現在は主に英国をテーマにしたウェブサイト「むささびジャーナル」を主宰。