講演会/サイン会
★苅谷剛彦さん×小熊英二さん
「追いついた近代 消えた近代」
明治以降の近代化と敗戦を経て、1980年代に「追いつき型近代」を達成した日本は、どのような自己像をもち、社会の変化に対応しようとしてきたのか。
教育政策をめぐる政策文書や知識人・研究者の言説をひもとき、現在につづく問題群の原点をあぶり出した『追いついた近代、消えた近代』を上梓した苅谷剛彦さん。
『日本社会のしくみ』で社会の暗黙のルールとなっている「慣習の束」の解明を試み、改革が叫ばれながらも、なぜ日本は変われないのかを分析した小熊英二さん。
二人の社会学者が、戦後日本社会がどのようにつくられ、そして今、どのような課題に直面しているのかについて語ります。
「プレミアム・ミニトーク」は、サントリー文化財団の設立40周年を記念して、東京と大阪で開催する、第一線の研究者と読者との交流イベントです。
苅谷剛彦(かりや たけひこ)
1955年 東京都生まれ。
東京大学教育学部卒。同大学院修士、ノースウェスタン大学で博士号取得(社会学)。東京大学教育学部教授を経て、2008年よりオックスフォード大学教授。専門は社会学、現代日本社会論。主な著書に『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書)、『階級化日本と教育危機』(有信堂高文社、大佛次郎論壇賞奨励賞)、『教育改革の幻想』(ちくま新書)、『教育の世紀』(弘文堂=ちくま学芸文庫増補版、サントリー学芸賞)、『教育と平等』(中公新書)、『追いついた近代 消えた近代』(岩波書店)など。
小熊 英二(おぐま えいじ)
1962年 東京都生まれ。
東京大学農学部卒。出版社勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授。学術博士。主な著書に『単一民族神話の起源』(新曜社、サントリー学芸賞)、『〈民主〉と〈愛国〉』(同、毎日出版文化賞、大佛次郎論壇賞)、『1968』(同、角川財団学芸賞)、『社会を変えるには』(講談社現代新書、新書大賞)、『生きて帰ってきた男』(岩波新書、小林秀雄賞)、『日本社会のしくみ』(講談社現代新書)など。
日時 | 2019年12月17日 (火) 19:00~20:30(開場時間18:30) |
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会場 | 本店 8F |
募集人員 | 80名(お申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。 |
申込方法 | 下の「予約受付カレンダー」で12/17(火)19:00の当イベントを選択していただき、お申し込みフォームにご記入のうえご送信ください。予約完了メールをご返信いたします。 ※ご参加には対象書籍のご購入が必要です。開演30分前からは、8階会場入口で対象書籍の販売ならびに入場受付をいたします。開演直前は混雑しますので、お早めにご来場ください。 ★八重洲ブックカードゴールド会員の方は、ご予約のみでご入場いただけます。ご入場の際にゴールドカードをご提示ください。 |
主催 | サントリー文化財団 八重洲ブックセンター |